【2021年版】焼津市の土地探し情報を小学校学区別にご紹介!

土地探しで重要な要素の1つである、子供が就学する「学区」選び。「〇〇小学校に通わせたい」という基準で土地を選ぶ方は非常に多いのですが、学区ごとの特徴を説明するサイトや資料が意外と見当たらないと感じたことはありませんか?

このページでは、30年以上にわたり焼津市の不動産売買に従事してきたアイ・ランドの代表が、焼津市の全小学校の土地情報を学区別にあらゆる角度からご紹介します。

※地価は「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」を参考にしています。

豊田小学校学区

豊田小学区は、西焼津駅・150号線バイパスから近く交通の便も良いため、焼津市の中でも一番人気の地区です。お店も多く、買い物に便利です。なかでも小土地区には農地も残っているため、分譲地も出やすくなっています。

豊田小学校は各学年5クラス(2021年の1年生は6クラス)と、焼津市内でも2番目に児童数が多い小学校です。

近年、生徒数の増加から学区編成が行われており、五ケ堀之内・三ケ名地区については、一部黒石小学校区・焼津西小学校区となっています。なお、同じ学区内には焼津中央高校もあります。

豊田小学区の土地の特徴と坪単価

西焼津駅を中心に柳新屋、小屋敷、小土、五ケ堀之内と、焼津市の中でも地価ランキングベスト10に含まれる地域が中心となっており、坪単価は25万円を超えます。

柳新屋・小柳津地区は既に利用されている土地が多いため、売土地が出にくい地域です。また、保福島地区は市街化調整区域のため、こちらも売土地が出にくい地域です。

柳新屋・小柳津・保福島で気になる物件を見つけたら、早めに購入を判断されることをお勧めします。

豊田小学区の災害や地域に関する豆知識

焼津市は「用途地域」といって、地域ごとに用途が指定されています。

大きく住居系地域・工業系地域・商業系地域に分けられますが、柳新屋・小柳津・小屋敷は工業系地域になります。赤坂鉄工所などの大きな工場があるのはそのためです。小土・五ケ堀之内などは住居系の地域ですので、大きな工場ができることはまずありません。

黒石小学校学区

黒石小学校区では、国道150バイパスの西側に位置する大住・三右衛門新田などが人気の高い地域となっています。黒石小学校はほぼ全学年4クラスの、比較的中規模な小学校です。

中学校は黒石小学校・大富小学校から進学し、生徒数650人ほどの焼津市内でも大きな中学校です。

黒石小学区の土地の特徴と坪単価

大住で坪あたり20万円前後、三右衛門新田は坪あたり17万円前後、三ケ名は坪あたり20万円前後です。

大住は、西焼津駅にも比較的近いため人気があるのですが、原則住宅を建てられない市街化調整区域が多いのが特徴です。ゴルフの練習場「リンクス」より南側の地区、アステラス製薬の南側の地域が市街化区域になります。

また三右衛門新田は市街化調整区域がほとんどですが、その多くが第一種低層住宅専用地域となっています。敷地に対してゆったりとした家づくりが義務付けられている地域のため、建ぺい率・容積率が低いので注意が必要です。

黒石小学区の災害や地域に関する豆知識

大住・三ケ名・三右衛門新田にはアパートが多く、これまで住んでいた学区に家を建てたいというお客様から人気の高い地域と言えます。

また、大住は工業系の地域であるためアステラス製薬のような大きな工場があります。ただし、西焼津駅にも比較的近いため人気の高い地域です。大住は農地が減っているので、分譲地が出にくくなっています。分譲地が出た時には早めに判断された方が良いでしょう。

大富小学校学区

大富小学校は、各学年3~4クラス、合計で700人ほど児童が通う、焼津市内では中規模の小学校です。特別支援学級が5クラスあるのが特徴で、近隣地域からも児童が通学しています。

大富小から進学する大富中学校は黒石小からも進学するため、生徒数650人ほどの焼津市内でも大きな中学校となっています。

大富小学区の土地の特徴と坪単価

大富小学校区の中で祢宜島と道原の一部が区画整理で整備されており、この地域で坪あたり18万円前後中新田・中根・中根新田の一部で坪当り16万円から17万円ほどです。

本中根・大島・治長請所は市街地から遠く買い物の便も悪くなるため、坪当り10~15万円で推移しています。

大富学区の災害や地域に関する豆知識

大富小学校区は、農地を守る市街化調整区域がほとんどです。市街化調整区域では、現在農地として使用している土地には原則住宅が建てられません。

祢宜島・道原は上述の通り、地域の一部の区画整理がほぼ完了しており、大富小学校区の中でも人気があります。祢宜島にはイオン焼津店やカーマホームがあり買い物の便は良好です。

また道原には市立病院や警察署といった公共施設があり、特に市立病院はバスの発着では焼津市で一番多く、バスの中心部となっています。

小川小学校学区

小川小学校学区は、近隣の焼津南小学校の生徒数減少により、学区が再編成されました。

もともと小川小学校学区であった西小川・東小川・小川新町の一部は現在南小学校区に変わっていますので、学区で土地をお探しの方は注意が必要です。

小川小学区の土地の特徴と坪単価

小川小学区範囲の石津では区画整理地域での需要が増えてきており、坪20万円前後、東小川でも小川公園付近の土地は坪あたり18万円前後で取引されています。

同じ東小川でも旧市街地は坪15万円前後と安くなっています。

小川小学区の災害や地域に関する豆知識

旧150号線の焼津水産高校南側の交差点辺りは土地が低く、道路がよく冠水するので注意が必要です。

小川公園付近は、区画整理によって土地が高くなって以降、台風で増水した際にも浸水していません。

焼津南小学校学区

焼津南小学校学区は、焼津・鰯ケ島・城之腰が中心となっている地域です。栄えている地域でしたが、東日本大震災以降津波を心配する住人が転居してしまい、小学校の児童数が焼津市内で一番少なくなりました。

ほとんどの学年が2クラスで児童数は250人弱となっています。この地域は昔から住んでいる方たちが愛着やこだわりを持って住んでいる地域です。

焼津南小学区の土地の特徴と坪単価

焼津1丁目から6丁目・西小川は、焼津南小学校区の中でも海から離れているため、坪あたり20万円前後で取引される土地もあります。

一方で、鰯ケ島・城之腰は水産加工業の工場が多く、海にも近いこともあり取引はまれです。

焼津南小学区の災害や地域に関する豆知識

毎年8月12・13日に行われる焼津神社の焼津祭りにこだわりを持っており、神輿などの行列が通る土地限定で購入を希望される方もいます。

また、焼津市が推進している、「焼津ダイヤモンド構想」の中心市街地として指定されている地域です。焼津市からの補助金対象となることもあるので、この地域で土地を求める方は焼津市へ事前に相談してみて下さい。

焼津西小学校学区

焼津西小学校は、各学年5~6クラスあり、児童数が1,000人を超える焼津市内で一番のマンモス校です。

大村新田・塩津・三ケ名・五ケ堀之内のうち150号バイパスの東側の地域が焼津西小学区となります。特に三ケ名・大村新田・大村・大栄町・塩津・大覚寺の人気が高くなっています。

焼津西小学区の土地の特徴と坪単価

大村・大栄町の人気が最も高く、坪あたりの単価は20万円前後です。次いで三ヶ名、塩津、大覚寺も人気で、坪当り18万円前後で売買される土地もあります。

八楠・越後島は小学校までの距離が遠いため敬遠される方もいます。

焼津西小学区の災害や地域に関する豆知識

焼津西小学校の北側に流れる小石川は、塩津付近で台風が来たときに冠水したこともあるため、注意が必要です。東名取付道路と150号バイパスの八楠交差点付近も道路が低いため、よく冠水するので注意して下さい。

焼津東小学校学区

焼津東小学校は、各学年2クラスで、児童数も300人弱の小さな小学校です。特別支援学級が5クラスあり、近隣地区から通う子供もいるのが特徴です。

焼津南小学区と同じように旧市街地にあり、学区は栄町・駅北本町等、市役所・駅周辺です。中学校は大村中学校に通う地域が多く、焼津西小から来る生徒もいます。

焼津東小学区の土地の特徴と坪単価

駅北では坪20万円弱で取引される土地もありますが、栄町・本町などは需要が少ないため坪17万円前後で取引されれば高いほうです。駅北・中港・北浜通・新屋は海に近いため取引きは低調です。

焼津東小学区の災害や地域に関する豆知識

市役所・駅周辺は比較的土地が低く、場所によって冠水する土地もありますので注意が必要です。

この地域も焼津市が推進している「焼津ダイヤモンド構想」の中心市街地として、焼津駅・市役所を中心に「にぎわい拠点」となっている地域です。詳しくは焼津ダイヤモンド構想の資料をご確認ください。

<外部リンク|焼津ダイヤモンド構想(PDF) 焼津市>

港小学区

港小学校は、各学年3クラス、児童数600人弱の、焼津市内では中規模の小学校です。焼津港小学区は区画整理が終わっている石津・下小田があり、アパートも多くあります。

ただ、この地区も東日本大震災の後に転居された方が多く、アパートが多いわりに入居率が低い地域です。中学校の生徒はほとんどが港小学校から進学した生徒です。

港小学区の土地の特徴と坪単価

港学校区は、東日本大震災の後に転居された方が多く、石津港町等は取引が低調で坪当り10万円を下回っています。石津中町・石津向町・北新田・田尻北でも坪単価は10万円強です。

ただ、区画整理地内のGUの周辺は坪20万円弱など、比較的高い価格で取引されている土地もあります。

焼津港小学区の災害や地域に関する豆知識

南部土地区画整理地内は、冠水もなく地盤もしっかりしているため、安心して購入できます。逆に石津港町・石津向町では、台風の際に冠水した地域があるので注意が必要です。

また下小田・北新田の一部には地盤が軟弱な地域もあるので、こちらも注意して土地選びをしてください。

和田小学校学区

和田小学校学区は、市街化調整区域が多く、現在も農地が広がっています。

海に近いエリアには水産加工業の大規模な工場が多いため、住んでいる人が少なく、小学校も各学年2クラスと規模が小さくなっています。

和田小学区の土地の特徴と坪単価

和田小学区には、水産加工業に従事する外国人が多く居住しています。それを嫌う方の転居で、一時期は空き家が多くありましたが、最近ではその空き家を企業の寮にするなどで大分減少してきました。

地域全体の取引は低調で、田尻・すみれ台では坪10万円以下で取引されています。

和田小学区の災害や地域に関する豆知識

和田小学区では、先述のとおり、水産加工業に従事する外国人が多く、特にすみれ台に集中しています。大勢の外国人が集まって大騒ぎすることもあり、近隣住民から苦情が挙がることがありました。

以前はブラジル・ペルー・中国の方が多く住んでいましたが、最近ではベトナム・ミャンマー・インドネシアの方が増え、苦情は挙がりにくくなりました。

東益津小学校学区

東益津小学校区は、焼津市内でも北側に位置し、市街化調整区域がほとんどを占めています。そのため農地が多く、住宅地が少ない学区です。中でも浜当目は瀬戸川と大崩海岸で囲まれているため、独特の地域性があります。

小学校は各学年2~3クラス、児童数も400名強と比較的小規模です。中学校も東益津小学校からそのまま上がるため、2~3クラスとなっています。

東益津小学区の土地の特徴と坪単価

東益津小学区の中で人気の地域は、小学校・中学校が近い石脇上や中里です。坪単価は12万円~14万円になりますが、学校から離れるほど下がっていきます。

特に浜当目は東日本大震災以降人気がなくなり、2021年時点坪当り10万円以下となっています。それでも浜当目以外の地域から引っ越してくる人はほとんどなく、空き家が増えている地域です。

東益津小学区の災害や地域に関する豆知識

東益津小学区は、もともと高草山ができた際に泥流が流れた地域のため、中里などは地盤が軟弱で、地盤改良工事が必要になる可能性があります。サッポロビール工場周辺も軟弱な地域として有名です。東益津地区は総じて地盤に注意が必要です。

大井川東小学校学区

大井川東小学区は、上小杉・宗高といった市役所大井川庁舎近くを中心とするエリアです。学校の児童数は、各学年2クラスで400人弱となっています。

中学校は東・南・西小学校が集まるため、生徒数600人ほど。焼津市内でも大規模な学校となっています。

大井川東小学区の土地の特徴と坪単価

大井川東小学区の中でも、上小杉・宗高といった市役所大井川庁舎や中学校にも近い地域では坪15万円弱で売買される土地もあります。しかし、藤守・下小杉は海に近くなるため取引が低調で、坪10万円以下で売買されています。

大井川東学区の災害や地域に関する豆知識

上小杉には航空自衛隊静浜基地があるため、飛行機の演習の音が気になるという方もいます。上小杉・宗高はグランリバーにも近く、買い物の便は良好です。

大井川西小学校学区

大井川西小学校は、中学校が遠いことも影響しているのか、各2クラス児童数300人強の規模の小さな小学校です。

上泉・相川に住む児童は、中学校に上がると学校が遠いために、自転車で通学する場合もあるようです。

大井川西小学区の土地の特徴と坪単価

上泉のつつじ平団地を中心に坪13万円前後で売買されています。相川も以前は人気があったのですが、最近では取引が低調で坪10万円強での取引となっています。西島・上新田・下江留は市街化調整区域で売土地がほとんど出てきません。

大井川西小学区の災害や地域に関する豆知識

平成 27 年度に大井川焼津藤枝スマートインターチェンジが学区内に開設されたため、大富地区・和田地区などからも多くの利用者が訪れるようになりました。
焼津市としても、スマートインターチェンジ周辺を開発したいという思惑があるようで、今後開発が進んでいくと思われます。また、実はこの地域は藤枝駅に近いという好立地。狙い目といえる地域です。

大井川南小学校学区

大井川南小学校は、各学年2クラス、生徒数は350人強の規模の小さな小学校です。中学校も比較的近い位置にあります。学区内のほとんどが市街化調整区域のため、人口は増えない地域です。

大井川南小学区の土地の特徴と坪単価

海に近い地域が多いため取引も少なく、最も取引されている利右衛門でも坪当り7万円前後となっています。飯淵は大井川港の近くでもあり、民家が少なくなっています。

大井川南小学区の災害や地域に関する豆知識

海が近い地域ではありますが、大井川河口付近の海抜が意外と高く、津波という点では焼津港付近と比べると安心できる地域です。

まとめ

焼津市での土地探しは、子育てで重要な「小学校の学区」、狙っている地域の「坪単価」を知ることでスムーズに希望する土地にたどり着ける可能性が高くなります。

また、売土地が出にくい地域や浸水被害のリスクがある地域もあるので、それぞれの情報からご自身に最適な土地を見つけられるように、しっかりとした準備をしてくださいね。

アイ・ランドでは、分譲地売土地の情報をサイト内に掲載しています。焼津市で土地をお探しの方はぜひご覧ください。焼津市の土地に関する相談も大歓迎です。電話またはお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております。

(Visited 1,275 times, 1 visits today)